みんなで避難!障害のある皆さんも一緒に

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個別避難計画
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はじめまして
兵庫県防災士会の政平と申します。

阪神淡路大震災をきっかけに
防災について勉強するようになりました。

徳島県県民局に勤めていたころに
防災啓発の事務局を担当していました。

現在は兵庫県社会福祉協議会に勤めています。

兵庫県防災士会神戸エリアでの活動に
参加しています。

ブログ https://mdpas.jpにて
防災啓発の記事を書いています。

よろしくお願いします。

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みんなで避難!障害のある皆さんも一緒に

表紙タイトル:
みんなで避難!障害のある皆さんも一緒に

サブタイトル:
個別避難計画を作ってみましょう

西日本豪雨では
たくさんの高齢者や障害者が亡くなりました。

そこで国では
個別避難計画作成を進めていくことと
なりました。

今回の日本防災士会DMI研修では
個別避難計画についてお話します。

みんなで避難とは

みんなで避難とは、誰一人取り残さない避難。

避難行動要支援者・避難行動支援者全員が          
危険な地域つまり立退き避難が必要な地域から
災害が発生する前に無事に避難できた。

これが【理想の未来の姿】です。

西日本豪雨倉敷市死者について

年齢別死者数について

倉敷市真備町での年齢別死者数について。

真備町で亡くなった人の88.2% 45人は
65歳以上の高齢者でした。

全国での高齢者の割合は29.3%です。

これだけ多くの高齢者が亡くなったことになります。 

身体障害者程度別死者数について

倉敷市での身体障害者程度別死者数について

倉敷市で亡くなった人の23.1%は
身体障害6級以上の身体障害者でした。

全国での身体障害者の割合は3.4%です。

これだけ多くの身体障害者が亡くなったことになります。 

要介護度別死者数について

倉敷市での要介護度程度別死者数について

倉敷市で亡くなった人の36.5%は
要支援1以上の要介護者でした。

全国での要介護者要支援者の割合は5.1%です。

これだけ多くの要介護者が亡くなったことになります。 

倉敷市での死者数の推移について

倉敷市での死者数の推移について。

避難勧告は7月6日22時に発表されました。

しかし
住民の方は避難を始めるのが遅く
7月9日に23人の方が亡くなっています。

そこで
大雨警報が発表された翌日
避難準備・高齢者等避難開始が発表されて
すぐに

まだ明るい昼間のうちから
避難を始めていれば
多くの方が助かったと思われます。

個別避難計画について

災害が起こった時に
みんなが同じ避難所へ一斉に避難するのではなく

高齢者・要介護者・障害者の方など

避難行動要支援者一人一人の
家庭の事情に合った
オーダーメイドの避難方法を作成してみましょう。

これが個別避難計画です。

神戸市個別避難計画作成

神戸市福祉局くらし支援課では
「わたしの避難計画つくりかた」を作成しています。

わたしの避難計画(個別避難計画)とは、
災害時に手助けが必要な方がスムーズに
避難できるよう、事前に「どこに避難をす
るか」「避難の際に配慮が必要なことはな
にか」などを書いておき、支援を行う人と
事前に共有を行う個別の避難計画です。

計画を作りながら
「今準備できていること」や
「これから準備が必要なこと」を
確認するため!
「これから準備が必要なこと」には、
・すぐ準備できること
・準備に時間がかかりそうなこと
がありますが、今から1つずつ準備をはじめましょう!

引用元:神戸市 わたしの避難計画つくりかた

個別避難計画作成状況について

市町村別個別避難計画作成状況

しかし全国的に見ても個別避難計画の作成があまり進んでいません。

兵庫県でも個別避難計画の作成があまり進んでいません。

兵庫県内全市町村のうち
約75%の市町村では
個別避難計画を作成しているのは40%以下となっています。

市町村別個別避難計画提供状況

災害現場で消防署警察署自衛隊が救助にあたってくれます。

ですが
兵庫県では個別避難計画情報が
消防署警察署にあまり提供されていません。

警察署消防署に個別避難計画を提供しているのは
兵庫県内全市町村のうち20%となっています。

個別避難計画の作成が進まない理由

アンケート調査【個別避難計画の作成が進まない理由】

そこでみなさんに質問です。

個別避難計画の作成が進まない理由を教えてください。

アンケート調査となっております。

こちらのQRコードをスマートフォンで読み取って
この中からお答えください。

いくつ選んでもかまいません。

では結果を見てみましょう。
一番多かったのは【○○】ですね。

正解や間違いはありません。

このアンケートをきっかけに
みなさんも
個別避難計画の作成が進まない理由について
関心を持っていただけると幸いです。

避難支援者を決めるのが最も困難

地域では共働き世帯が多くなりました。

分譲マンションと違って賃貸マンションでは

入居している人の出入りが多く
隣の部屋にどんな人が住んでいるのか
分からないことが多いですね。

アニメ「サザエさん」のような
近所付き合いも
だいぶ減ってきていますよね。

そんな中
個別避難計画を作成する上で

いざという時に
誰が誰を助けるのか決めるのは
本当に難しいです。

防災担当課と福祉担当課との連携がスムーズにいかない

避難行動要支援者の方にとっては
障害の程度や家庭の事情は公にしたくない。

恥ずかしいので、近所の方には知られたくない...
といった大変デリケートな情報ですよね。

縦割り行政やプライバシー保護の立場から
防災担当課には
避難行動要支援者についての情報がなかなか集まらない。

防災担当課と福祉担当課との間では
避難行動要支援者の情報について
連携がスムーズにいかないのが現実です。

福祉専門職の負担が激増

個別避難計画作成の鍵となる
ケアマネージャーは

通常業務で
ただでさえ手が一杯となっています。

そのうえ個別避難計画作成の担当なんて
そんな余裕はありません。

ましてや
ハザードマップや避難経路のことなど
専門外です。

ケアマネージャーに
そこまで求めるのは酷という物です。

なので
個別避難計画の作成が
なかなか進まないんです。

避難させる責任への不安

東日本大震災では
救助しようとして
消防団員が亡くなりました。

最期まで避難を呼びかけ続けて
津浪にのまれてしまった
役場の職員もいました。

救助できずに
亡くなってしまったら
責任を問われるのではないか

責任感のある
消防団警察署役場職員にとって

救助できなかったことは
精神的にトラウマとなりかねません。

こうしたことから
避難支援者を決めるのは
難しいと思われます。

個別避難計画の作成が
なかなか進まないんです。

うながしたい行動

地域住民の交流活発化

そこで
地域のお祭りをみんなで
盛り上げていきましょう。

神戸市内でも
様々なお祭りが開かれています。

生田神社秋季大祭・垂水秋祭り
平野八幡神社秋祭りなどの秋祭り

春には神戸東灘だんじりウィーク

夏にはこうべ海の盆踊り
地域の盆踊り・地蔵盆など

こうした地域のお祭りを
地域の人々みんなで
盛り上げていきましょう。

そうすれば
地域に住んでいるわたしたちは
おたがいに顔を知っている

「サザエさん一家」のような
近所付き合いが
できるようになりますよね。

ワンチームで個別避難計画を作成

そこで
地域に住んでいるわたしたち

お年寄りや障害者本人と家族や親戚

市役所・消防署警察署

自治会自主防災組織

社会福祉団体
社会福祉協議会や社会福祉士会
介護支援専門員協会など

社会福祉施設
老人ホームやデイサービスなど

法律について相談する弁護士事務所

地域に住んでいる
わたしたちみんなが

ワンチームで
個別避難計画を作成しましょう。

優先順位をつけて個別避難計画を作成

また
避難行動要支援者名簿に
登録されている方全員について

個別避難計画を作成するのは
時間的にも無理があります。

そこで
危険な地域
(ハザードマップで色がついている地域)に
住んでいる

避難行動要支援者について
優先順位をつけて
個別避難計画を作成していきましょう。

課題は多いですが
わたしは引き続き
個別避難計画の作成について
今後も声をかけ続けていきます。

みんなで避難とは

最期にもう一度結論を言います。

みんなで避難とは、誰一人取り残さない避難。

避難行動要支援者・避難行動支援者全員が          
危険な地域つまり立退き避難が必要な地域から
災害が発生する前に無事に避難できた。

これが【理想の未来の姿】です。

以上となります。

ご清聴ありがとうございました。

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