徳島県中央構造線・活断層地震。私たちの住宅の耐震補強で備えを!

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中央構造線活断層地震
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私は防災士として、日本防災士会徳島県支部に所属しており、徳島県内の防災出前講座の講師などの活動をしています。よろしくお願いいたします。

南海トラフ巨大地震の発生周期は100年~150年です。一方、徳島県中央構造線・活断層地震の発生周期は1000年~1500年です。

南海トラフ巨大地震の今後30年以内の発生確率は、80%以上と言われています。一方、M8以上の徳島県中央構造線・活断層地震の、今後30年以内の発生確率は、ほぼ0~0.4%以下とされています。

徳島県が平成29年7月に公表した徳島県中央構造線・活断層地震の被害想定では、四国で見つかっている大きな活断層、中央構造線に沿って、震度6弱以上の揺れが想定されています。

このまま、もし対策を何もしなければ、徳島県全体で家屋全壊は63,700棟、亡くなる人は3,440人と想定されています。電柱が倒れて広い地域で停電が続き、電話が繋がらなくなってしまいます。復旧するには数週間かかると想定されています。徳島県では、徳島県中央構造線・活断層地震で揺れによって亡くなる人は、もし対策を何もしなければ、2,860人と想定されています。

徳島県中央構造線・活断層地震に備えて、私たちの住宅の耐震補強をしておきましょう。避難場所の確認、非常持ち出し品の準備をしておきましょう。

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私たちの住宅の耐震補強が最も重要なんですって!

結論から言いますね。

徳島県中央構造線・活断層地震への備えでは、私たちの住宅の耐震補強が最も重要です。

家の中に閉じ込められても、もし、寝ている部屋の、もうちょっと高いところで、梁や柱が落ちずに止まっていたら。
もし、建物に、もうちょっと耐震性があったら、その人は死なずに済んでいるわけなんです。

ですから、地震への備えとして、普段から、私たちの住宅の耐震補強・家具の転倒防止が重要なんですね!

参考記事:

私たちの家の耐震補強って、なぜそんなに重要なんでしょうか?

神戸市内で亡くなった人の死因

徳島大学の西村教授が、阪神淡路大震災当時、神戸市内で亡くなった人の死因を分析した結果、
亡くなった人のうち54%の人は 外傷性窒息で亡くなっていたそうですね。

外傷性窒息って何なの?

家が壊れて、天井から梁(はり)や柱が落ちてきて、胸の上に乗っかる。
すると呼吸ができなくなる。息をしようとしても、グッと押しつけられて息ができなくなる。
これが外傷性窒息と言われています。

外傷性窒息では、圧迫している物を取り除けば助かります。
でも、私たち一人の力では無理ですよね。(´;ω;`)ウゥゥ

家の中に閉じ込められていても、
もし、寝ている部屋の、もうちょっと高いところで、梁や柱が落ちずに止まっていたら。
もし、建物に、もうちょっと耐震性があったら、その人は死なずに済んでいるわけなんです。

ですから、地震に備えるには、普段から、


私たちの家を耐震補強・家具の転倒防止をして、
地震が起きても家が壊れないようにしておくことが最も重要なんですね!

中央構造線って何?

引用画像:大鹿村中央構造線博物館サイト「中央構造線…西南日本の内帯と外帯の境界」

中央構造線は、関東地方から九州に伸びる日本最大の断層です。
中央構造線のことを英語でMedian Tectonic Line(略してMTL)といいます。

中央構造線を境にして、日本海側を内帯(ないたい)、太平洋側を外帯(がいたい)と呼んでいます。

構造線では、断層がたくさんずれ動いた結果、断層の両側に違う岩石が接しています。
下の写真は、長野県飯田市にある中央構造線北川露頭(ろとう)です。
ここでは、中央構造線を境にして、内帯と外帯では岩石が違っているのを見る事ができます。

引用画像:大鹿村中央構造線博物館サイト「中央構造線…西南日本の内帯と外帯の境界」

中央構造線は、いつできたの?

引用画像:大鹿村中央構造線博物館サイト「中央構造線…西南日本の内帯と外帯の境界」

中央構造線は、およそ1億年前(白亜紀後期)
地球上に恐竜がいたころ、まだ日本海ができる前、
日本列島がアジア大陸の一部だった時代に、
「タンルー断層系」の一部として、大陸の中にできた断層です。

引用画像:大鹿村中央構造線博物館サイト「中央構造線…西南日本の内帯と外帯の境界」

その後、2000万年~1500万年前頃(新生代新第三期中新世)、アジア大陸から離れ、太平洋へ向かって移動しました。
同じ頃、フィリピン海プレートが日本列島の沖合に移動してきて、伊豆‐小笠原列島が衝突し始めました。

中央構造線はこの衝突を受けて、中部地方~関東地方では北向きに「ハ」の字型に曲がりました。
これ以降、中央構造線は、断層の向きや力の受け方が区間ごとに異なり、ずれ方が異なる別々の断層になりました。

300万年前ごろ、今まで北向きに沈み込んでいたフィリピン海プレートが、北西方向に沈み込むようになりました。
この影響により、中央構造線から南側が西側に動くようになりました。

その頃から、現在の日本列島の地殻変動が始まりました。
日本の山や平野の地形もほぼその頃から、できたと考えられています。
当時、吉野川は現在の美馬町から香川県へ北向きに流れていたようです。

約200万年~100万年前ごろ、讃岐山脈が隆起を始めました。
讃岐山脈の隆起に伴い、吉野川は今の池田から東へ流れるようになったと考えられています。

吉野川が香川県に流れなくなったことで、香川県ではお米を作るのが難しくなりました。そこで、お米の代わりに小麦を作るようになり、讃岐うどんで有名な現在のうどん県となりました。

また、徳島県では、吉野川の流れにより、お米がたくさんできるようになりました。
吉野川の流れを利用して、池田のたばこ、脇町の藍など、たくさんの品物が徳島へと運ばれるようになりました。

この頃以降(最近の時代※)に、くり返しずれ動き、近い将来にもずれ動く断層を活断層と言います。

最新の活動実績について、
徳島県内では、北側の山地が2m~3m隆起した逆断層で、東方向に6m~7m程度動いた右横ずれ断層と考えられています。

最近の時代:概ね200万年前(新生代第四期更新世前期)~12万5000年前(新生代第四期更新世後期)

中央構造線は、どこで見られるの?

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写真撮影・編集:三好市防災士会 池西哲朗

県道12号線鳴門池田線の「道の駅三野」周辺です。
平成30年7月豪雨の後、このあたりの吉野川河川敷で、中央構造線断層帯
が見られました。当時三好市職員だった池西さんが撮影しました。

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写真撮影・編集:三好市防災士会 池西哲朗

中央構造線が吉野川南岸を通っている地点は、旧池田市街地と加茂の河原の
2か所だけです。

紀伊半島西部から西では、中央構造線は和泉層群と三波川帯の境界断層
なっていて、断層の境目で川底の色が明らかに違います。

この写真で、青黒く見えるのが和泉(いずみ)層群です。
中央構造線の北側に沿って分布しています。

南側に分布しているのは三波川(さんばがわ)帯です。

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写真撮影・編集:三好市防災士会 池西哲朗

吉野川北岸の箸蔵小学校付近、猪ノ鼻道路の工事現場で、池田断層が発見さ
れました。

これは、その時の写真です。
ここでも、断層の境目で岩盤の色が明らかに違います。

黒く見えている部分は和泉(いずみ)層群です。

この表面は、鮎苦谷(あいくるしだに)川の上流から流れてきた土砂です。
その下は三波川(さんばがわ)帯です。

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写真撮影・編集:三好市防災士会 池西哲朗

国道32号線と県道12号線鳴門池田線の分岐点付近では、池田断層が保存
されています。

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写真撮影・編集:三好市防災士会 池西哲朗

現在の保存状況の写真です。

徳島県中央構造線・活断層地震の発生周期

南海トラフ巨大地震の発生周期は100年~150年です。一方、徳島県中央構造線・活断層地震の発生周期は1000年~1500年です。

中央構造線を震源とする前回の地震は、1596年9月1日愛媛県の中央構造線を震源とする慶長伊予地震(マグニチュード7.0と推定)、1596年9月4日大分県の別府湾日出生(ひじゅう)断層帯東部を震源とする慶長豊後地震(マグニチュード7.0と推定)、1596年9月5日慶長伏見地震(マグニチュード7.25~7.75と推定)と考えられています。

南海トラフ巨大地震の、今後30年以内の発生確率は80%以上と言われています。一方、M8以上の徳島県中央構造線・活断層地震の、今後30年以内の発生確率は、ほぼ0~0.4%以下とされています。

この数値の違いは、前回発生してからの経過時間の違いだけではなく、発生周期の長さの違いによります。発生周期が長いと十分時間が経過しても発生確率は低いままです。よって、徳島県中央構造線・活断層地震も油断はできません。

熊本地震の震源となった布田川(ふたがわ)断層帯の今後30年以内の地震発生確率は、「ほぼ0%~0.9%」と、推定されていました。つまり、地震発生確率が低いように見えても、決して地震が発生しないという意味ではありません。

ですから、地震発生確率にとらわれず、日頃から備えることが必要です。

徳島県中央構造線・活断層地震が起きたら、私たちの家や街はどうなるのでしょうか?

引用画像:総理府「阪神・淡路大震災復興誌」平成12年2月23日

もし徳島県中央構造線・活断層地震が発生したら、私たちの住んでいる徳島県では、
どれだけ多くの人が亡くなり、家が壊れ、停電になるのでしょうか?

徳島県中央構造線・活断層地震被害想定

引用画像:徳島県中央構造線・活断層地震の被害想定の概要(平成29年7月25日)
https://anshin.pref.tokushima.jp/docs/2017072500091/files/higaisouteigaiyou.pdf

徳島県が平成29年7月に公表した徳島県中央構造線・活断層地震の被害想定です。
四国で見つかっている大きな活断層、中央構造線に沿って、震度6弱以上の揺れが想定されています。
このまま、もし対策を何もしなければ、徳島県全体で家屋全壊は63700棟、亡くなる人は3440人と想定されています。

電柱が倒れて広い地域で停電が続き、電話が繋がらなくなってしまいます。停電軒数は、地震発生直後には334,800軒(停電率87%)、1週間後には25,100軒(停電率7%)、復旧するには数週間かかると想定されています。

徳島県では、徳島県中央構造線・活断層地震で揺れによって亡くなる人は、もし対策を何もしなければ、2860人と想定されています。
徳島県では、住宅の耐震化支援事業により、建物の耐震化100%を目指しています。
これにより、地震の揺れによって亡くなる人を90%削減できると考えています。

これで私たちはもう安心!

今まで、防災についてあまり考えた事がなかったんです。 

でも、テレビで災害のニュースを聞くたびに、地震が起こって、私の家族や友だちが亡くなったり、長い間停電になったらどうしようと心配でした。

防災士会・徳島県支部の講師の先生の話を聞いてからは、地震が起こった時に備えて、私たちの家を耐震補強してみるとそんな心配も私たちには無くなりました(笑)本当に良かったです。

これで私たちはもう安心ですね!

私たちの住宅の耐震補強が、やっぱり最も重要なんですって!

最後にもう一度、結論を言います。

徳島県中央構造線・活断層地震への備えでは、私たちの住宅の耐震補強が最も重要です。

家の中に閉じ込められても、もし、寝ている部屋の、もうちょっと高いところで、梁や柱が落ちずに止まっていたら。
もし、建物に、もうちょっと耐震性があったら、その人は死なずに済んでいるわけなんです。

ですから、地震への備えとして、普段から、私たちの住宅の耐震補強・家具の転倒防止が重要なんですね!
私たちはケガをしないで、近くの避難場所へすぐに避難しましょう!

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