水害土砂災害への備え。ふだんから災害について勉強しておきましょう!

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水害土砂災害
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私は防災士として、日本防災士会徳島県支部に所属しており、
徳島県内の防災出前講座の講師などの活動をしています。
よろしくお願いいたします。

私たちの住んでいる徳島県でも、平成16年には台風23号により吉野川が氾濫し各地で浸水被害が発生しました。
また、静岡県熱海市では、令和3年に土石流による土砂災害が発生しました。

そこで、水害土砂災害の災害事例について勉強しておきましょう。
今までは、災害についてほとんど知らなかったので怖かったです。
でも今は、どんな事に注意すればよいのか知ることができて安心しました!

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水害土砂災害に備えて、ふだんから災害について勉強しておきましょう。

結論から言います。

水害・土砂災害に備えて、ふだんから災害について勉強しておきましょう。
私たちはふだんからハザードマップで危険な場所を確認しておいて、
避難する際は、避難行動判定フローに沿って早めに安全な場所へ避難しましょう!

参考記事:

平成16年台風23号による吉野川氾濫浸水被害

flooddamaged-yoshinogawa-2004

平成16年、台風23号と前線により、吉野川が氾濫し、広い範囲で浸水被害が
発生
しました。

徳島県内の被害について、
県全体の浸水区域面積は13,612ha余、
これは、オロナミンC球場グランドの約1万倍、三好市の面積の約20%、
鳴門市とほぼ同じ面積となります。

床上浸水戸数は2,389戸、
床下浸水戸数は4,883戸に及びました。

これが当日の新聞記事になります。

23thtyphoon-tokushima-newspaper041021

令和3年熱海市土石流災害の概要と課題

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出典:国土交通省:静岡県熱海市伊豆山で発生した土石流災害 R3.7.9 

YouTube動画
【瞬間】熱海市の住民が撮影した土石流の動画 【landslide】

YouTube動画
熱海市伊豆山で大規模な土石流が発生

熱海市土石流災害について、

令和3年7月3日、熱海市伊豆山(いずさん)地区の逢初川(あいぞめがわ)で土石
流が発生しました。

被災した範囲は、延長約1km、最大幅約120m、流出した土砂は
5万5500立方メートルにおよびます。

9令和3年月3日現在、死者26名行方不明1名、家屋損壊131棟となっています。

崩れた山腹には、盛り土があったと言われています。

今回の土石流災害の課題について、

災害リスクを過小評価

2つの点で、災害リスクを過小評価していました。

ハザードマップの範囲と被害のあった範囲が重なっていた

今回、土石流が流れてきた地域は、
ハザードマップの土石流土砂災害警戒区域と重なっていました。
しかし残念ながら、地域の方でハザードマップを詳しく見ていた人は少なかったようです。  

正常性バイアス

伊豆山地区では、大きな災害を経験した人は少なかったので、多くの人は今回も大丈夫だろうと思っていたようです。
これは正常性バイアスと言われています。

この2つの点で、危険性を過小評価していた事が、避難に繋がらなかった
原因かなと思います。

自分の命は自分で守る

7月2日 6時29分 熱海市に大雨警報が出ました。
7月2日 10時  市役所は警戒レベル3高齢者等避難を発令しました。

その後、雨がだんだん激しくなってきて、
7月2日 12時30分 警戒レベル4相当情報の土砂災害警戒情報が発表されました。

その後、雨は小降りになったため、今回は警戒レベル4避難指示が発令
されませんでした。

7月3日 10時30分ごろ 土石流が発生しました。
7月3日 11時05分 市役所は警戒レベル5緊急安全確保を発令しました。

ここで大切な事は、
土砂災害警戒情報が出ていれば、避難指示が発令されるのを待たずに、自分
で判断して避難する必要があった
と、考えられます。

開発行為の規制と監視

ここの盛り土は、届け出だけで規制ができなかった。
それと監視が充分ではなかった。

こういった事から、違法な盛り土が止められなかった。
ということが問題になっています。

テレビでは盛り土の事が報道されていますが、
むしろ、土砂災害の危険性を過小評価していた事が、課題だと思われます。

土砂災害

sediment-disaster

では、土砂災害ってどんな災害なのでしょうか?
こちらのイラストをご覧ください。

主な土砂災害には、がけ崩れ、地すべり、土石流の3種類があります。
これらの土砂災害が発生するときには、前兆現象が現れることがあります。

でもがけ崩れ・土石流のスピードって、速い時で時速約40km
つまり、オリンピック陸上競技100mのタイム、100mを10秒くらいです。
私たちが走るよりも無茶苦茶速いんです。

前兆現象に気付いてから、あわてて走っても、とても逃げ切れませ
ん。もし、巻き込まれたら亡くなる可能性が高いそうです。

なので、警報が出たら、早めに安全な場所へ避難しましょう!

参考までに、国土交通省の土砂災害映像(動画)ライブラリを見てみましょう。

出典:国土交通省ウェブサイト(https://www.mlit.go.jp/river/sabo/movie_library.html

YouTube動画
土木学会インフラ解説「主な土砂災害の種類を教えて下さい。」(2020)

YouTube動画
【通常版】(土砂災害編)警戒レベルに関する映像

YouTube動画
【子供版】【土砂災害編)警戒レベルに関する映像

がけ崩れ

earth-fall

YouTube動画
【がけ崩れ 瞬間映像】大雨被災地うきは市で新たに発生 土砂が木々をなぎ倒し…川に流れ込む 周辺世帯に避難指示 福岡県

【土砂崩れの瞬間】地震発生2分後・・・ドドドドと異音がした直後に山崩落 能登半島地震

まず、がけ崩れの主な特徴は、

①かたむきが30°以上の急な斜面で起きることが多いです。

②崩れる広さは数10mです。深さ1m~2mの浅い部分が急に崩れます。

YouTube動画
土木学会インフラ解説「崖崩れが発生する理由を教えて下さい。」(2020)

地すべり

land-slide

YouTube動画
「林道も一緒に崩壊した」大規模地滑りは「深層崩壊」か 静岡市長が見解

次に地すべりの主な特徴は、

①がけ崩れとは違い、かたむきが、30°以下のゆるやかな土地の斜面で起きることが多いです。

 崩れる広さは数100mで深さ10m以上で、がけ崩れより広いです。

②森林や畑、家がそのまま、ゆっくりすべることが多いです。
 速度は1か月で1㎝くらいとゆっくりなので、人が亡くなることはありません。

 しかし、地震や大雨の時には、急にすべることがあるので注意が必要です。

③昔地すべりが発生した場所は、土地の斜面がゆるやかで、湧水が多く、
 地面がやわらかいので、暮らしやすい。

 徳島県の山間部では、そういった場所に集落ができています。

 前回地すべりが起こった地域は、再び地すべりがおこりやすいようです。
 
④現在も地すべりが起きている地域があります。
 

YouTube動画
土木学会インフラ解説「地すべりが発生する理由を教えて下さい。」(2020)

土石流

debris-flow

YouTube動画
雨の影響 富士山 大沢川で土石流発生 住宅など被害なし

YouTube動画
帰宅したその瞬間、自宅の背後から土石流 トルコでも水害発生

最後に、土石流の主な特徴は、

①地域によっては、山津波とか、てっぽう水と呼ばれています。
  
土砂や倒れた木が、谷川に沿って、時速40~50kmのスピードで流れてきます。

③北岸の県道12号線鳴門池田線を走っていると、道路が上がったり下がったりしています。
 これは、昔、土石流によって運ばれた土砂が、谷川の出口で扇状に広がって積もった跡です。
 扇状地と言われてます。

 そこでは、周りの道路よりも谷川が高い場所を流れていて天井川と呼ばれています。

④土砂災害ではがけ崩れ・土石流による被害が多いです。

YouTube動画
【みんなで防災プロジェクト】土石流のメカニズム

ため池の被災状況

damaged-reservoir-MAFF220512pdf

出典:農林水産省:ため池の被災状況 令和4年5月12日

円グラフは、ため池が壊れた原因を表しています。
10年前から今まで、ため池が壊れた原因は、大雨が原因の時が99%、地震が原因の時が1%です。
ほぼ100%大雨が原因となっています。

ため池は農業用施設のため、立ち入り禁止となっています。
しかし、ブラックバス釣りをしている人々を見かけます。
ため池での死亡事故が年間40件あります。
誤ってため池に落ちてしまうと、ため池はすり鉢状になっていて、なかなか
外に出られない
ので、皆さんは絶対に入らないでください。

参考までに、YouTube動画「水難学会提供 ため池水難事故実験映像」
を見てみましょう。注目集まる“ため池動画” 事故多発 なぜ溺れる? – YouTube

また、大雨警報が発令されたら回り道をしましょう。

ため池の金網が壊れていたり、用水路に木の枝があった時など、気付いた
事があれば、市役所に報告しましょう。

これで私たちはもう安心!

私たちの住んでいる徳島県でも、平成16年には台風23号により吉野川が氾濫し各地で浸水被害が発生しました。
また、静岡県熱海市では、令和3年に土石流による土砂災害が発生しました。

そこで、水害土砂災害の災害事例について勉強しておきましょう。
今までは、災害についてほとんど知らなかったので怖かったです。
でも今は、どんな事に注意すればよいのか知ることができて安心しました!

水害土砂災害に備えて、ふだんから災害について勉強しておきましょう。

最後にもう一度、結論を言います。

水害・土砂災害に備えて、ふだんから災害について勉強しておきましょう。
私たちはふだんからハザードマップで危険な場所を確認しておいて、
避難する際は、避難行動判定フローに沿って早めに安全な場所へ避難しましょう!

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