芳越自主防災会防災出前講座。ハザードマップの学習で備えを

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芳越自主防災会
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私は防災士として、日本防災士会徳島県支部に所属しており、
徳島県内の防災出前講座の講師などの活動をしています。

よろしくお願いいたします。

芳越自主防災会の地域でも、梅雨前線や秋雨前線といった長雨・台風の時期には、
水害土砂災害の発生が心配されます。土砂災害によって停電が起こる事もあります。

今回の出前講座では、
避難行動判定フロー・徳島県土砂災害情報システムについてお話しました。
そこで今回は、徳島県土砂災害情報システムの講義の様子をご紹介します。

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芳越自主防災会 防災訓練

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これから、令和4年11月19日の芳越自主防災会での防災訓練の様子をご紹介します。

ふだんからハザードマップで危険な場所を確認しておきましょう。!

結論から言いますね。

水害・土砂災害に備えて、
私たちはふだんからハザードマップで危険な場所を確認しておいて、
避難する際は、避難行動判定フローに沿って早めに安全な場所へ避難しましょう。!

参考記事:

災害事例

参考記事:

平成30年西日本豪雨

正常性バイアス・集団の特性

西日本豪雨では、避難した人が少なかった。
避難しなかった理由は、

正常性バイアス
 これまで災害が起こったことがないから、今度も大丈夫、
 何かあっても自分は大丈夫と考えてしまう。

 多くの人は、都合の良い方へ物事を考えます。
 そのとき過去の成功例をひっぱり出してきて、自分の行動を正当化する。

 これを正常性バイアスと言います。
 
集団の特性
 みんなが避難しないから。
 だから避難しなくて良いとか
 一人だけ避難所に行くのははずかしい、さみしいと思ってしまう。
 みんなと同じ行動をしていれば安心する。

 これを集団の特性と言います。

こういった心の特性が避難の妨げになっています。
この特性から、気持ちを切り換えて、避難する事が大切です。

想定通りの被害エリア

西日本豪雨の後、ウェザーニューズが行ったアンケート調査の結果です。

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引用画像:ウェザーニュースウェブサイト「減災調査2018」  

水害リスクの高い地域(左図):ハザードマップに表示されている洪水浸水想定区域や低位地帯 浸水被害状況(右図):浸水した地域。浸水した水深を色別で表示。

この図によると、水害リスクの高い地域(左図)の約80%の地域で、住宅が浸水しました。 特に、広島県、岡山県、愛媛県といった西日本豪雨で被害の多かった地域では、 川の堤防が決壊し、住宅街が腰以上の高さまで浸水しました。

ウェザーニュースウェブサイト「減災調査2018」
西日本豪雨「自分は大丈夫」など…84%が避難せず
1日の防災の日を前に、気象情報による避難の実態を捉えるため、ウェザーニュースでは減災調査を全国で実施。 7月の西日本豪雨にフォーカスすると、人々の避難意識が浮き彫りとなってきました。

つまり、浸水被害のあった地域と、ハザードマップに表示されている洪水浸水想定区域が、ほぼ一致しました。

また、西日本豪雨では、土砂災害で亡くなった人の90%の人が、土砂災害警戒区域の中で亡くなっていました。
つまり、ハザードマップに表示されていて、土砂災害の危険がある地域で亡くなっていました。

令和2年7月の熊本県球磨川(くまがわ)での豪雨災害でも、熊本県内の土砂災害で亡くなった人の90%は、土砂災害警戒区域の中で亡くなっていました。 

つまり、ハザードマップに表示されていて、土砂災害の危険がある地域で亡くなっていました。

これは事実です。
それだけ、ハザードマップは正確だという事です。

平成16年台風23号による吉野川氾濫浸水被害

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平成16年、台風23号と前線により、徳島県では、吉野川が氾濫し広い範囲で浸水被害が発生しました。

徳島県内の被害について、
県全体の浸水区域面積は13,612ha余、
これは、オロナミンC球場グランドの約1万倍、三好市の面積の約20%、
鳴門市とほぼ同じ面積となります。

床上浸水戸数は2,389戸、
床下浸水戸数は4,883戸に及びました。

これが当日の新聞記事になります。

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熱海市土石流災害の概要と課題

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出典:国土交通省:静岡県熱海市伊豆山で発生した土石流災害 R3.7.9 

熱海市土石流災害について、

令和3年7月3日、熱海市伊豆山(いずさん)地区の逢初川(あいぞめがわ)で土石流が発生しました。

被災した範囲は、延長約1km、最大幅約120m、流出した土砂は5万5500立方メートルにおよびます。

令和3年9月3日現在、死者26名行方不明1名、家屋損壊131棟となっています。

崩れた山腹には、盛り土があったと言われています。

今回の土石流災害の課題について、

災害リスクを過小評価

2つの点で、災害リスクを過小評価していました。

ハザードマップの範囲と被害のあった範囲が重なっていた

今回、土石流が流れてきた地域は、ハザードマップの土石流土砂災害警戒区域と重なっていました。
しかし残念ながら、地域の方でハザードマップを詳しく見ていた人は少なかったようです。

正常性バイアス

伊豆山地区では、大きな災害を経験した人は少なかったので、多くの人は今回も大丈夫だろうと思っていたようです。これは正常性バイアスと言われています。

この2つの点で、危険性を過小評価していた事が、避難に繋がらなかった原因かなと思います。

自分の命は自分で守る

7月2日 6時29分 熱海市に大雨警報が出ました。
7月2日 10時  市役所は警戒レベル3高齢者等避難を発令しました。

その後、雨がだんだん激しくなってきて、
7月2日 12時30分 警戒レベル4相当情報の土砂災害警戒情報が発表されました。

その後、雨は小降りになったため、今回は警戒レベル4避難指示が発令されませんでした。

7月3日 10時30分ごろ 土石流が発生しました。
7月3日 11時05分 市役所は警戒レベル5緊急安全確保を発令しました。

ここで大切な事は、
土砂災害警戒情報が出ていれば、避難指示が発令されるのを待たずに、
自分で判断して避難する必要があった
と考えられます。

開発行為の規制と監視

ここの盛り土は、届け出だけで規制ができなかった。
それと監視が充分ではなかった。

こういった事から、違法な盛り土が止められなかった。
ということが問題になっています。

テレビでは盛り土の事が報道されていますが、
むしろ、土砂災害の危険性を過小評価していた事が、課題だと思われます。

ため池の被災状況

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出典:農林水産省:ため池の被災状況 令和4年5月12日

円グラフは、ため池が壊れた原因を表しています。
10年前から今まで、ため池が壊れた原因は、大雨が原因の時が99%、地震が原因の時が1%です。
ほぼ100%大雨が原因となっています。

ため池は農業用施設のため、立ち入り禁止となっています。
しかし、ブラックバス釣りをしている人々を見かけます。
ため池での死亡事故が年間40件あります。

誤ってため池に落ちてしまうと、ため池はすり鉢状になっていて、
なかなか外に出られない
ので、皆さんは絶対に入らないでください。

参考までに、YouTube動画水難学会提供 ため池水難事故実験映像
を見てみましょう。

また、大雨警報が発令されたら回り道をしましょう。

ため池の金網が壊れていたり、用水路に木の枝があった時など、気付いた
事があれば、市役所に報告しましょう。

ハザードマップ 

参考記事:

美馬市WEB版ハザードマップ

mimacity-web-hazardmap-hoetsu

美馬市WEB版ハザードマップになります。
このハザードマップでは、ため池ハザードマップなど、それぞれの凡例を重
ね合わせることができます。

また、座標にはUTM座標が使われています。
これと言った目じるしの無い場所でも、東西南北6桁の番号でその場所を特
定することができます。陸上自衛隊で使用されています。

ハザードマップ

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芳越自主防災会周辺の洪水・土砂災害ハザードマップになります。

ハザードマップについて、少しお話します。
ハザードマップには、洪水浸水想定区域、土砂災害警戒区域に色がついています。

洪水浸水想定区域
ピンク色の色がついているところ。
この図では、たくさん雨が降った時には、吉野川の水があふれて水に浸かると、心配される場所。

土砂災害警戒区域(イエローゾーンYZ)
黄色の色がついているところ。
土砂災害が起きた時に、人がケガをしたり、亡くなったりと、心配される場所。

土砂災害特別警戒区域(レッドゾーンRZ)
赤色の色がついているところ。
土砂災害が起きた時に、家がこわれたり、たくさんの人が亡くなったり、
特に被害が大きくなると、心配される場所。

現地に立ち入り禁止の警戒ロープが張られているわけではないので、
現地に行っても、ここから先がイエローゾーンとわかりません。
このハザードマップを手掛かりにして、このあたりがイエローゾーンだと思ってください。

どの場所でも、家がこわれたり、人が亡くなる危険があるので、立退き避難が必要な場所です。

ハザードマップでは、立退き避難が必要なこのような場所に、色が塗られています。
色が塗られている場所では、避難せずにそのまま、その場所に居ると、
災害に遭って、建物が壊れたり、人が亡くなる危険があります。

かといって、色がついていない場所は安全かどうか、となると、わかりません。

道路や山の中、色がついていない場所では、人々が利用する学校などの建物、
人々の家が無いので、人が亡くなったり建物が壊れたりする被害がありません。
被害が無いので色がついていないんです。

なので、色がついていない場所でも、谷川・崖のそばを通る時は、気を付けましょう。
大雨警報が出たら、回り道をしましょう。

徳島県土砂災害情報システム

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令和元年5月より、パソコンやスマートフォン対応の防災情報サイト水害と土砂災害に関する防災情報が、徳島県より提供されています。

チラシに記載されているQRコードを読み取って、私たちも防災情報サイトにアクセスしてみましょう!

【水害に関する情報】

徳島県水防情報

【土砂災害に関する情報】

トップページ|徳島県土砂災害情報システム
徳島県土砂災害情報システムでは、現在の徳島県の土砂災害危険度情報や雨量情報等を確認できます。雨が降り始めたら、気象情報や土砂災害危険度情報、避難に関する情報(市町村からの避難勧告や避難指示)に注意し、...

スマートフォン版(HP記載のみ)

トップページ|徳島県土砂災害情報システム
徳島県水防情報

徳島県土砂災害情報システム トップページ画面

riskmap-02

QRコードリーダーで読み取った最初の画面
県ホームページのスマートフォン版URL
https://www.sabo.pref.tokushima.lg.jp/sp/
をクリックした画面

画面右上のメニューマークを押してみましょう。

→メニュー画面に変わります。

メニュー画面

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こちらはメニュー画面です。

→画面下の方の徳島県水防・砂防情報マップをクリックしてみましょう。
→徳島県水防・砂防情報マップ・トップページ画面に変わります。

徳島県水防・砂防情報マップ トップページ画面

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徳島県水防・砂防情報マップ・トップページ画面です。

→画面左上の水害・土砂災害リスクマップをクリックしてみましょう。
→水害・土砂災害リスクマップ画面に変わります。

水害・土砂災害リスクマップ 画面

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水害・土砂災害リスクマップ画面です。

→画面下の方のGPS機能をクリックしてみましょう。
 このあたりのハザードマップが表示されます。

水害・土砂災害リスクマップ 画面

riskmap-hoetsu

このあたりのハザードマップです。

ピンク色や黄色:水害の危険区域洪水浸水想定区域

黄色:土砂災害の危険区域土砂災害警戒区域(イエローゾーン)
赤色:土砂災害の危険区域土砂災害特別警戒区域(レッドゾーン)

緑色:避難施設指定緊急避難場所、指定避難所

このように、外出先でも徳島県内であれば、GPSにより、私たちが今居る場所のハザードマップが表示されます。周辺の危険区域、避難場所が確認できます。

今までのハザードマップは、紙ベースだったので持ち運ぶのが大変でした。
このサイトでは、スマートフォン一つで、知らない場所でもハザードマップを持ち運べて本当に便利ですね。

私たちも、この徳島県土砂災害情報システムを利用しましょう。

デスクトップ画面にショートカットキーで貼り付けておくと便利です。
ショートカットキーは消えてしまう可能性もあるので、お気に入り、ブックマークにも登録しておきましょう。私はサイトのお気に入りにも入れてます。

これで、いつでも、どこにいても、
私たちが今居る場所の、周辺の危険区域や避難施設が確認できます。
安心しました。本当に良かったです。

これで私たちはもう安心!

今まで、防災についてあまり考えた事がなかったんです。 
でも、テレビで災害のニュースを聞くたびに、
地震が起こったり、土砂災害があったりして、
私の家族や友だちが亡くなったり、長い間停電になったらどうしようと
心配でした。

今までは、どこが危険な場所なのか分からなかったけど、
講師の防災士会・徳島県支部の先生の話を聞いてからは、
迷わずに避難できるので、本当に安心です!

ふだんからハザードマップで危険な場所を確認しておきましょう。!

最後にもう一度、結論を言います。

水害・土砂災害に備えて、私たちはふだんからハザードマップで危険な場所を確認しておいて、避難する際は、避難行動判定フローに沿って早めに安全な場所へ避難しましょう。!

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